主に映像・出版・メディア・音楽を中心としたエンターテイメントコンテンツの企画・製作をメインに、TSUTAYAブランドのデジタルサービスも運営。
【デジタル業務支援】広告施策のディレクションから制作や戦略立案まで幅広い業務支援の実施事例
今回お話いただいた方
カルチュア・エンタテインメント株式会社
デジタルサービス事業本部 マーケティング企画部 部長
内柴 克明様
インタビュアー
クラシノ株式会社
代表取締役社長 / ディレクター
芝田 潤
デジタルサービス事業における業務負荷の上昇と人員不足が原因となり、各集客施策の最適化の遅れが見え始めた状況で、当社へご相談いただきました。
状況の把握を行い弊社リソースで当面の手当を行いながら、各施策の進捗、戦略の確認、KPIの再確認等を進め、取引先も含めた施策の体制を最適化。新たな運用体制の中で、施策進行のPDCAが円滑に回るようプロジェクトの進行管理を行い、適宜LP制作、広告設計なども実施。
硬直化していたデジタル集客の運用が大幅に改善、半年後のCPA目標も無事に達成された。
同時に人員採用面でも後任担当にバトンタッチしながら各施策の実行部分までサポート。
別サービスにおけるリブランディングプロジェクトなどもお任せいただき業務の幅を広げた支援を実施中。
今回の事例
TSUTAYAブランドのデジタルサービスを担うマーケティング企画部。業界的に非常に伸びていたVODジャンルにおいて、対応する人員の不足が原因となり外部の広告代理店やマーケティング会社など、パートナーとのコミュニケーションが滞るなどの問題が発生していました。ご相談いただいてから約1年に渡り業務支援として"中の人"になり、外部パートナーとの渉外担当として施策の進行管理を行いPDCAを回すことに従事。業務の棚卸しもされ、並行して採用が進んだことで期初の目標達成も果たしながらしっかりと後任に引き継いで自走できる環境が整えられる結果となりました。
当時の背景
芝田:
今回、デジタルサービス事業における弊社とのお取り組みについて当時のお話を伺えればと思います。まずは当時のご状況を教えていただけますか?
内柴さん:
はい、当時は弊社サービス含めて、当該ジャンルのマーケットが急成長している時期だったんですね。私自身も成長業界であるということから転職した経緯もあり、入社直後から複数のプロジェクトが同時進行している状況でした。ただ、既に多くの代理店に関わっていただき施策は進んでいるものの、こちら側の体制が整っておらずこれまでの仕組みやアプローチの仕方では今まで以上に成長を維持するのは難しいと感じていました。ある程度、広告集客も含めてフレキシブルに対応していかなければならない。業界全体、マーケットの成長は右肩上がりでしたので、そこに追従すべくバックオフィスの最適化も含めてなんとかしたい思いでいました。
入社して間もない頃でしたが、戦略設計やリソースの確保に奔走していた時期でした。
クラシノに相談された理由
芝田:
そういった状況下で、弊社どもにお声がけいただいた理由を教えていただけますか?
内柴さん:
事業計画に基づいて進行するには人数が足りない状況があり、現状の各マーケティング施策の最適化を考えると採用が進むまでは外部の専門家に一時的にでも入ってもらう必要がありました。
その際に重要視していたこととして、以下の3つをポイントが挙げられます。
- 代理店を選定する知見があること
- 忖度無い客観的意見を言ってくれること
- 実績やコミュニケーションも含めた信頼性があること
既にお付き合いいただいている代理店さんは非常に多くいましたので、良いところはそのまま活かしながら、なるべく効率的に動けること、結果として多くの施策へのチャレンジが出来るようにしたいと考えていました。そうなるとこちら側が主導できるような支援をリードいただけることが重要となっていました。
芝田:
私どもは前職からのお付き合いでしたので、そういったバックグラウンドを信頼いただきお声がけいただけた、ということですよね。
その後のプロジェクトの成果としてはいかがだったでしょうか?
内柴さん:
はい、私自身は期待以上のものをいただけたと思っています。
これまでの硬直化していた運用をある種”棚卸し”していただいて、必要なものとそうでないものとしっかり整理することで運用として機能するようになったと考えています。
この間、しっかりと採用活動もでき現在のマーケティングチームの地盤を築くことができましたので、この時期のサポートは非常に有効だったと思います。
クラシノの強み
芝田:
このプロジェクト以降、アフィリエイト広告のディレクション、LPの制作、リブランディングプロジェクト、他サービスにおける広告集客など、数多くの案件に関与させていただくことになりますが、こういったお付き合いを継続いただける理由、弊社を評価いただいているポイントを教えてください。
内柴さん:
悩んでいる課題に対して細かいところまで踏み込んで提案してくれることですね。他社さんの場合、課題に対して商材提案が来るケースが多い。営業の方がこういう数値が見えるようになる、こういう予測が出来るようになる、こういう費用対効果を見込める、など、新たな施策の提案ですね。ですが現場のスタッフとしては、先の見えないものより目の前の課題をクリアしないといけない状況だったりするわけです。そこをきちんとクリアしてくれる機動力があることが僕らには非常に大きいと思います。
芝田:
結果としてもたらされる理想的な未来予想図も大事ですが、そこに至る道筋こそ大変であり、愚直に1つ1つ対応していく必要がありますよね。
内柴さん:
そういうことだと思います。もちろん、他社さんでも会社としての姿勢と現場のスタッフの温度感にも差があり、個人個人では丁寧に対応いただける方もいらっしゃいますが、会社としてこういった機動力をもっているのはクラシノさんならではだと思いますね。
今後の展開
芝田:
今後の弊社に期待されることがあれば是非お願いいたします。
内柴さん:
既存でご支援いただいているところはもちろんですが、弊社も様々なサービスを抱えており私自身も現在新規サービスの会員獲得に動いています。今回のきっかけとなったプロジェクトと同様になると思いますが、第三者的な立場でご意見をいただきながら、場合によってはリソースのサポートであったり、戦略構築における伴走的な役割でのご支援など今後もご相談したいと思っています。
芝田:
はい、まさに弊社の強みとしているところですので是非ご相談ください。
本日は誠にありがとうございました!