芝田:
現在担当されているお仕事について教えてください。
田島様:
製品戦略本部ブランド企画部という部署におり、広報、CSRの戦略策定やコーポレートブランディングなどを担当しています。
当時はコーポレートブランディングを進めていこうという大きな動きがあり、まずはインターナルから着手していこうと考えていた時期でした。「PENTEL RAKUGAKI WEEK」はプロジェクトチームの中で考えた打ち手の中の1つでした。
芝田:
なるほど、当時はコロナの影響も大きかったのではないでしょうか?
田島様:
いろいろな背景があり他社のイベントも参考にしながら多くの議論を重ねていました。ただそのタイミングでコロナ禍になり、はじめはグローバルも含めた全員で集まって何かを行おうという構想だったのですが、国によってはロックダウンで事務所にすら行けないといった事態にもなってしまいました。
そういったことを受けて、まずはインナーで閉じて感染対策も行いながらリモートでできることを企画することになり始まったイベントでした。実際行ってみると、久しぶりに筆を握ったという当社役員や、チームで一体となって取り組むことがとても楽しかったというスタッフもいて、非常に良いイベントになりました。
ぺんてるでは"表現するよろこびをはぐくむ"というOur Visionを掲げていて、今回のイベントでは多くの小学生にも参加いただいていたのですが、子供だけでなく社員が更に嬉々として楽しんでくれており結果として社内の盛り上がりは大きなものになりました。
そういった社内での反響を受けて、それならば是非外にもコンテンツとして出していきたいというお話に展開されたわけですね。
田島様:
そうですね。やはり外に知ってもらいたいという気持ちはすごくありました。
当時、この企画や撮影した動画を社外の方に共有しますと、非常に響くと言いますか、とても評判が良かったんですね。これを外に出さない手はない、そんな風に思っていました。
芝田:
問題はどのように外の方にも共感いただけるコンテンツになるか、という点でしたね。
その後弊社にご相談いただいてから、制作進行においての弊社の印象について教えてください。
今回のキャンペーンをうけて、WEBページを作りたいと社内で相談したのですが、当時から発注先としてはいろいろな選択肢はありました。その中でも特に重要視していたのがコミュニケーションでした。
私自身、マーケティングや企画畑が長いので、外部の協力会社との付き合いも多くありました。ただ、いわゆるクライアントと協力会社の"上下関係"のあるような関係性があまり好きではなく、どちらかというと話し合いながら、企画を組み立てていける"壁打ち"の相手になってくれる関係性が欲しかったんですよね。
その点、クラシノさんはきちんとヒアリングをしてくれて、こちらの想像以上のものを返してくれる、「それってこういうことですか?」という具体的な形にしたうえで見せてくれる、こういうところで非常に安心感がありました。
芝田:
ありがとうございます。ちなみに社内での評判はいかがでしたか?
田島様:
社内での評判は非常に良かったです。オーダーした以上の機能を盛り込んで頂き、しっかりと作品に入り込んでいけるユーザー体験が期待以上でした。やはりたくさんの絵が並んでいると、俯瞰した視点だけで満足しがちでですし、見ている人にとってはそれ以上にそれぞれの絵に興味を持ちづらいと思うのです。そこを埋めてくれるアイデアが良かったですよね。
社員も自分たちの絵がこういった見え方で楽しんでいただけることに感心していました。会社のイベントがコロナ影響で中止になる中、今年はRAKUGAKI WEEKはやらないのか?という社内の声が挙がっていますね。
芝田:
今後弊社に期待されることがあれば教えてください。
田島様:
ホームページをCMSを使って自分たちで運用できるようにしていますが、とはいえ時間的な限界もありますし、クオリティを高めたページなどを作りたいといった要望は都度都度あり、こういったケースでは是非フレキシブルに対応いただけることを期待したいですね。
正直、勘所が悪いと伴走していただいても噛み合わないケースはあると思うんです。しっかり仕様を決めてそこに基づいてやり取りをやる従来のやり方の方がビジネスライクで合理的なケースもあります。ですが、壁打ちもそうですし、期待値以上のものを出していただけることはやっぱり仕事の醍醐味ですし、そういった意味でもクラシノさんには今後絡んでいただきたいなと思っています。
嬉しいお言葉です。私達も緊張感を持ちながら期待に応えられるよう頑張ります!
本日はインタビューありがとうございました!