【売上120%アップ!】ギフト業界のオウンドメディア/主要LPの強化事例

業態

小売,EC

KPI

重要キーワードの順位(自然検索),購入数

幅広いギフトを展開するECサイト。業界内では最大手と言われている企業となります。

kurasino編集部

こちらの記事では編集部がギフト界の事例について担当コンサルタントに聞いてみました。

案件の背景

検索エンジン上でのシェアが競合サイトに奪われていること(SEO)、オウンドメディアの流入を効率的に繋げられていないなどの課題を抱いていた。

施策・戦略

SEO・CVR向上観点での記事のリライト、加えてユーザーの態度変容を促すための新規記事の作成。

結果

SEO経由での売上が120%向上。オウンドメディア以外でもLPを数本改修し、軒並みCVRが改善。

今回の事例

検索エンジン上でのシェアが競合サイトに奪われていること(SEO)、オウンドメディアの流入を効率的に繋げられていないと言った課題を抱いていた。

コンテンツマーケティングを駆使しつつ、SEO・CVR向上観点での記事のリライト、加えてユーザーの態度変容を促すための新規記事の作成を実施した。

きっかけはSEOのシェアを競合に奪われたこと

峯:
本案件の背景を教えて下さい。

大金:
元々、私が前職に在籍していた際に、既にSEO関係の取り組みをしておりました。転職後の2020年に改めてご相談をいただき、ご提案および契約に至った次第です。

ご相談内容としては、検索エンジン上でのシェアが競合サイトに奪われていること(SEO)、オウンドメディアの流入を効率的に繋げられていないなどの課題を抱いておりました。

担当コンサルのスピード感が高評価に

峯:
以前取り組みがあった中で転職をしたにも関わらず、再度ご依頼をしてくださった理由はなんでしょうか?

大金:
実際にお客様から頂いたお言葉ですが、当時は施策の質に加えて、とにかくスピード(≒どれだけ熱量を持って対応してくれるか)を重視していました。その中で私の対応の早さなどが、引き続き取り組みをしていきたい理由になったと聞いています。

峯:
なるほど、知識量だけでなくどれだけクライアント目線で対応していたのか、と言った部分が再発注のきっかけになっていたのですね。

全体の設計と振り返り

峯:
施策内容としてはどのようなことをされているのですか?

大金:
大きく下記の3点です。

①ユーザーの初回接触となるオウンドメディアの強化(SEO・UI/UXの改善)
②既存のオウンドメディアでは対応しきれない記事の作成(ユーザーの態度変動を促す記事)
③記事を経由していなくても購入を検討してもらえるLP改修

施策①オウンドメディアのSEO・UI/UXの改善


峯:

それぞれ具体的に教えてもらえますか?

大金:
①に関しては、Google Analytics上で既に流入を多く獲得している記事を改善しました。
具体例でいうと、競合と比較した際の情報量の追加(主にSEO)、スマホユーザーが多いためスマホで見た際の改行や強調指示、内部リンクの追加などです。

ただ情報を増やすだけでなく、ユーザー目線に立った改修を行っています。

施策②態度変容を促す記事の作成


また、②は①の記事だけではCV(=商品購入)に至らない場合が多いため、①を読んだユーザーが次に求める情報を仮説立てし、②で解決できる記事を作成しました。
実際に「どういった情報を求めているのか」をユーザー目線で考えることで、これまでCVが発生しなかったお客様の商品も、徐々にCVに繋げることができています。

case03-image-1よく「コンテンツマーケティングは売上に繋がらない」と言われているのですが、しっかりと読み手の心理や態度変容などを意識すれば、売上に繋げることができると考えています。
また、意外とお客様はGoogle Analytics上の「ラストクリックCV」を見られていますが、記事ですぐに購入につながるケースはとても少ないため、「アシストCV(≒特定のページやチャネルが最終的なCVに貢献しているかの数値)」を見るようにしています。
どれだけ売上に貢献しているのかを見るのに分かりやすい指標ですので。

施策③主要な商品紹介ページの改修


③は既に主要な商品を紹介するページ(LPと呼んでいます)がありましたが、5年以上前に作られた物が多くデザインも少し古かったり、ユーザビリティもあまりよくありませんでした。
クラシノでは制作関連の対策もできますので、このあたりの改善も行っています。

峯:
③に関してはどのような考え方で改修を行ったのですか?

大金:
LPといっても広告経由だけでなく、SEOや他のページからの遷移も含まれたページとなっています。そのため訪問してくるユーザーの心理は多岐に渡ります。
その中でも、特にどのようなキーワードで流入してくるページなのか、どのページから遷移してくるのかをデータを見つつ、それに対した最適解をLP内で応えられるような設計にしています。

昨年対比で120%超えの売上を継続

峯:
なるほど。ちなみにお客様は再度発注をされてから約2年経ちますが、クラシノをどう評価されていますか?

大金:
基本的にはオウンドメディア周りを中心に好きなようにやって良いと言われています(笑)もちろん都度相談や報告はしていますが。
売上も昨年対比で120%を超えている月がほとんどのため、引き続き評価はしてくれていると思います。

また前述したユーザー心理や状況、次に欲しい情報を踏まえた戦略設計などは、かなり評価してくれているかと思います。
オウンドメディアだけでなく、LPのCVRも改修後は軒並みアップしていますので。

今後

峯:
最後に今後取り組んでいきたいことなどあれば教えてください。

大金:
はい。SEO目線では引き続き記事の情報をアップデートしていくことが大切なため、オウンドメディアのテコ入れを継続していきます。実際に一部過去と比較するとアシストCVが落ちている記事も出てきています。改めてユーザー目線に立って、記事の最適化をしていきたいです。

また、具体的な商材名は控えますが、お客様の中長期計画を踏まえると市場のターゲットを更に広げていく必要があります。そのため、それらのターゲットにアプローチできるような、キーワード戦略をしていき、更に売上への貢献度を高めていきたいと思います!

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